• 2026年1月19日

食道がんとは?

食道がんは、日本において決して珍しい疾患ではなく、特に中高年以降で注意が必要な消化器がんの一つです。食道は口から胃へ食べ物を運ぶ重要な臓器であり、ここに生じるがんは食事や生活の質に大きな影響を及ぼします。しかし、初期段階では自覚症状に乏しく、気付いたときには進行しているケースも少なくありません。そのため、早期発見と適切な対応につなげることが大切です。

食道がんとは?

食道がんとは、食道の粘膜に発生する悪性腫瘍を指します。食道がんには、主に「扁平上皮がん」と「腺がん」があり、日本では扁平上皮がんが多く、飲酒・喫煙が主な原因ですが、腺がんは胃酸逆流(バレット食道)が関連し、近年増加傾向にあります。発生部位としては、食道の中部から下部にかけてが比較的多いとされています。

食道は伸縮性が高く、多少の腫瘍が存在しても通過障害が起こりにくい臓器です。そのため、がんがある程度進行するまで症状が表れにくい特徴があります。この性質が、食道がんの発見を遅らせる一因となっています。

食道がんの原因

食道がんの発症には、生活習慣が関与しています。特に喫煙と飲酒は代表的な原因として知られており、両者が重なることで発症リスクはさらに高まります。アルコールを分解する酵素の働きが弱い体質の方では、少量の飲酒でも食道粘膜に強い刺激が加わりやすくなります。

また、熱い飲食物の習慣的な摂取や、栄養バランスの偏りも影響します。加えて、逆流性食道炎や食道アカラシアといった基礎疾患を持つ場合、長期的な粘膜障害ががん化につながることがあります。

食道がんの症状と進行

食道がんの初期には、ほとんど症状を感じないことが多いです。わずかな違和感や、食べ物が胸につかえる感じがあっても、加齢や一時的な不調と考えて見過ごされがちです。

進行すると、固形物が飲み込みにくくなり、やがて液体でも通過しづらくなります。体重減少や胸の痛み、声のかすれ、咳などが現れることもあります。さらに進行した場合には、周囲の臓器やリンパ節への転移が起こり、全身状態にも影響が及びます。

食道がんの診断方法と検査

食道がんの診断は、内視鏡検査が中心です。内視鏡を用いることで、食道粘膜を直接観察し、わずかな変化も捉えることが可能です。色素や特殊光を使った観察により、早期がんの発見精度は向上しています。

疑わしい病変が見つかった場合には、生検を行い、病理学的にがん細胞の有無を確認します。また、超音波内視鏡やCT検査、PET検査などを組み合わせることで、がんの深達度や転移の有無を評価し、治療方針を決定します。

食道がんの治し方

食道がんの治療方法は、がんの進み具合や体の状態に合わせて決められます。がんが早い段階で見つかった場合は、内視鏡を使ってがんを取り除く治療が行われることがあります。この治療は体への負担が少なく、食道を残せる点が特徴です。

がんが進行している場合は、手術や放射線治療を組み合わせて治療を行います。最近では、手術の前後に抗がん剤治療を行うことで、治療の効果を高める取り組みも行われています。治療方法は専門的な判断が必要なため、医師の説明をよく聞き、納得した上で進めることが大切です。

食道がんの予防と早期発見の重要性

食道がんの予防には、生活習慣の見直しが欠かせません。禁煙と節度ある飲酒は、発症リスクを下げる基本的な対策です。また、バランスの取れた食事を心掛け、極端に熱い飲食物を避けることも有効です。

早期発見のためには、定期的な内視鏡検査が重要です。特に食道に違和感を覚える方は、早めに消化器内科を受診することが勧められます。

川崎溝の口こぐれ大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック

当院は女性医師が院長の内視鏡・消化器内科クリニックです。 治療が不安な方にも、丁寧に説明を行い、安心して治療できる環境を備えています。消化器内科専門の男性医師も在籍しており、男性・女性問わず受診しやすい体制を整えています。

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