- 2026年1月19日
ポリープとは?
健康診断や内視鏡検査の結果で「ポリープが見つかりました」と告げられ、不安を感じた経験を持つ方は少なくありません。ポリープという言葉は日常生活ではあまり使われないため、病気なのか、すぐに治療が必要なのかといった疑問が次々に浮かびやすい状況になります。特に消化管にできるポリープは、将来的な病気との関連が語られることも多く、正確な理解が重要になります。
一方で、ポリープと一言で言っても、その性質やリスクはさまざまです。すべてが危険なものではなく、経過観察で問題ない場合も多くあります。
ポリープとは?
ポリープとは、消化管の内側を覆う粘膜の一部が盛り上がってできた病変のことです。胃や大腸をはじめ、食道や小腸など、粘膜を持つ臓器であれば発生する可能性があります。多くの場合、自覚症状がなく、内視鏡検査によって偶然発見されます。
形状にはいくつかのタイプがあり、きのこのように茎を持つものや、平坦に広がるものがあります。大きさも数ミリ程度から数センチに及ぶものまで幅があります。見た目だけでは良性かどうかを判断できない点が、ポリープ診療の難しさにつながります。
消化管にできるポリープの種類
消化管ポリープには、腺腫性ポリープ、過形成性ポリープ、炎症性ポリープなどが挙げられます。これらは顕微鏡で組織を確認することで区別され、治療方針の判断材料になります。
特に腺腫性ポリープは、時間の経過とともにがんへ進行する可能性が指摘されています。そのため、発見された場合には切除が選択されることが一般的です。一方で、過形成性ポリープはがん化のリスクが低く、部位や大きさによっては経過観察となる場合もあります。
ポリープが発生する原因
ポリープの原因は一つとは限りません。加齢による粘膜の変化、遺伝、生活習慣などが関係しています。食生活の欧米化に伴い、脂質の多い食事や食物繊維の不足が影響すると考えられています。
また、胃ではピロリ菌感染による粘膜炎症が原因となることがあり、大腸では長期間の腸内環境の乱れが影響します。
ポリープとがんの関係性
ポリープとがんの関係は、多くの方が気にする点です。すべてのポリープががんになるわけではありませんが、一部のポリープは長期間を経てがんへ進行することが知られています。この過程は比較的ゆっくり進むことが多いとされています。
そのため、定期的な内視鏡検査によって早期に発見し、適切な対応を行うことが重要です。ポリープの段階で切除できれば、がんの発生を未然に防ぐことにつながります。この点が、消化管内視鏡検査が推奨される大きな理由です。
検査と診断の流れ
ポリープの診断には、内視鏡検査が欠かせません。胃カメラや大腸カメラによって粘膜を直接観察し、形や色調、大きさを評価します。必要に応じて組織の一部を採取し、病理検査を行います。
検査の結果を踏まえ、切除が必要か、経過観察でよいかが判断されます。近年は内視鏡技術の進歩により、多くのポリープが検査と同時に切除可能になっています。身体への負担が少ない点も、内視鏡治療の大きなメリットです。
ポリープと向き合うために
ポリープが見つかった場合、過度に恐れる必要はありませんが、放置することも適切ではありません。医師から説明を受け、ポリープの性質や今後の方針を正しく理解する姿勢が大切になります。不明点があれば、その場で確認することが安心につながります。
また、生活習慣の見直しも重要です。バランスの取れた食事や適度な運動、定期的な検査を意識することで、消化管の健康維持に役立ちます。ポリープは身体からのサインの一つとして捉え、前向きに健康管理へ生かすことが望まれます。
川崎溝の口こぐれ大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック
当院は女性医師が院長の内視鏡・消化器内科クリニックです。 治療が不安な方にも、丁寧に説明を行い、安心して治療できる環境を備えています。消化器内科専門の男性医師も在籍しており、男性・女性問わず受診しやすい体制を整えています。
最新鋭の内視鏡機器と鎮静剤を用いて楽に受けられる内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)検査を行っています。胃・大腸の不調の原因やがんの早期発見・早期治療ができ、日帰り大腸ポリープ切除や内視鏡を専門とする多数の大きな医療機関と連携して治療を行っています。JR 武蔵溝ノ口駅/東急線 溝の口駅から徒歩5分です。
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