- 2025年11月23日
大腸カメラの鎮静剤(麻酔)について
〜安心して検査を受けていただくために〜
大腸カメラは「痛いのでは?」「苦しいのでは?」と心配される方が多い検査です。
当院では、できるだけ楽に、安心して検査を受けていただくことを最優先に、鎮静剤(麻酔)を用いた大腸カメラを行っています。
今回は、当院で使用している鎮静剤について、効果や安全性、検査後の注意点を分かりやすくまとめました。
1. 鎮静剤とは?
鎮静剤とは、不安や緊張を和らげ、眠ったような状態で検査を受けられるようにするお薬です。
完全に意識をなくす外科の手術の時に行う“全身麻酔”とは異なり、呼びかけに反応できる・自分で呼吸ができる、軽い麻酔状態をつくります。
当院の鎮静の特徴
• 身体への負担が少ない
• 不快感・痛みを大きく軽減
• 検査中の記憶がほとんど残らないことが多い
• 眠っている間に検査が終わる方が多数
2. 川崎溝の口こぐれ大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニックの鎮静の強み
✔ 消化器内視鏡専門医が管理
鎮静量の調整、患者さんの状態チェックは経験豊富な医師が行います。
✔ 酸素投与+モニター管理で安全性を確保
検査中は
• 血圧
• 心拍
• 呼吸
• 酸素濃度
をリアルタイムで確認し、安全性を最大限に担保します。
✔ 適切な薬剤選択
患者さんの体格・年齢・既往・不安の強さに応じて、鎮静剤を最適化します。
「強すぎず」「弱すぎず」「ちょうどいい鎮静」を調整するのが専門医の技術です。
3. 鎮静剤を使うメリット
① 痛みや苦痛が大幅に軽減される
腸の曲がりが強い方でも、鎮静下ではとても楽に検査が可能です。
② 恥ずかしさや不安が少なくなる
眠ったような状態なので、不安感が強い方にも向いています。
③ 医師が精度の高い検査を行いやすい
力が抜けるため、腸の動きや緊張がやわらぎ、
ポリープや病変を丁寧に観察しやすくなり、精度が上がるのも大きなメリットです。
4. 鎮静剤のデメリット・注意点
① 検査後はしばらく休憩が必要
多くの方は30〜60分ほどで自然に目が覚めます。
② 当日の車・バイク・自転車の運転はできません
鎮静の影響が残る可能性があるため、必ず公共交通機関かご家族の送迎でご来院ください。
③ 人によっては眠気が残る
午後まで少しボーッとする方もいますが、多くは当日中に完全回復します。
5. よくある質問
Q. 完全に寝てしまいますか?
→「完全に意識がなくなる」麻酔ではありません。
多くの方がうとうとし、検査中の記憶がほとんど残りません。
Q. 鎮静剤は安全ですか?
→専門医が量を調整し、モニター管理のもとで行うため、高い安全性を保っています。
6. まとめ
大腸カメラは、鎮静剤を使うことで
「痛い・つらい」から「寝ている間に終わる」検査へ
大きく変わりました。
当院では、患者さんの不安を取り除くことを最優先に、
安全で快適な苦痛のない内視鏡を提供しています。
「初めてで不安」
「以前つらかった経験がある」
そんな方こそ、ぜひ一度当クリニックにご相談ください。