- 2025年11月17日
大腸カメラは痛くない?当院が“痛みの少ない内視鏡”にこだわる理由
大腸カメラ(大腸内視鏡)は「痛い」「つらい」というイメージをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
しかし、当院ではほとんどの患者さんが “思ったより全然楽でした”“寝ている間に終わりました” とおっしゃいます。
結論から言うと、大腸カメラは、正しい技術と設備があれば痛みを最小限に抑えることができます。
ここでは、当院が“痛くない大腸カメラ”にこだわっている理由と、実際の工夫についてご紹介します。
■なぜ大腸カメラで痛みが出るのか?
痛みの多くは以下の2つが原因です。
1. 腸に空気を入れすぎて腸が張る
2. 挿入時の腸の走行に逆らい、無理に押してしまう
つまり
適切なガス(空気ではなくCO₂)を使い、腸の走行・解剖を理解した熟練医が行えば、痛みは大幅に減らせます。
■当院の大腸カメラが痛くない 5つの理由
① 炭酸ガス(CO₂)でお腹が張りにくい
当院では内視鏡専用の炭酸ガス送気装置(CO₂)を使用しています。
• CO₂は空気の約200倍吸収が早い
• 検査後の「お腹の張り」「ゴロゴロ感」がほとんど残らない
• 高齢の方でも負担が少ない
「検査後が楽だった」という声が多い理由のひとつです。
② 鎮静(麻酔)を使用し、ウトウトしている間に終了
希望された方には静脈麻酔(鎮静)を使用します。
• 寝ている間に検査が終わる
• 緊張や恐怖がなく、苦痛が大幅に軽減
• 目が覚めた時には検査終了
当院では安全を最優先し、呼吸・血圧・酸素濃度を常にモニターしながら行います。
③ “押さない内視鏡” — 熟練医による挿入技術
大腸は個人差が大きく、曲がり方や長さも様々です。
当院では、院長の恩師である工藤進英教授が提唱している、”軸保持短縮法”で内視鏡を挿入します。腸を押して進める挿入法は行いません。
• 腸の形を読みながら、ループを作らずに進める
• 必要な場合は体位変換・腹部圧迫を適切に使用
• “痛みを出さない挿入”を徹底
経験豊富な医師が必ず担当するため、安心して任せていただけます。
④ オリンパス社 最新の内視鏡スコープを使用
当院では、患者さんの腸の状態を想定し患者さんに合ったカメラを選択します。
特に痩せ型の患者さん、腹部の手術の既往のある患者さんには、細く柔らかい最新の内視鏡を使うことで、腸への負担や痛みをさらに減らすことができます。
• しなやかで曲がりやすい
• 痛みが出にくい
• 画質は4Kレベルで高精細(ポリープ見落とし防止)
⑤ 女性の方・過去に痛い経験がある方にも配慮
• 過去に大腸カメラが辛かった方
• 腸が長い方
• 腹部の手術で腸に癒着がある方
• 女性で腹部が張りやすい方
このような方にも、事前の問診で状態を確認し、最も楽な方法を選択します。
■ 痛みが少ないことで得られるメリット
• 大腸カメラへの恐怖がなくなる
• 早期がん・ポリープを発見しやすくなる
• 毎年の予防検査が続けやすい
• 検査後の体調不良が少ない
大腸がんは「早期ならほぼ治る病気」です。
だからこそ、痛みや不安で検査を避けることはとてももったいないことです。
■ 「痛くない大腸カメラ」を受けたい方へ
当院では、“安心・安全・苦痛の少ない内視鏡” を徹底しています。
初めての方、過去に辛い経験があった方も、安心してご相談ください。
• Web予約・電話予約どちらも可能
• 当日検査にも対応(条件あり)
「痛くない大腸カメラ」で、健康な毎日を守るお手伝いをいたします。